2011年7月14日木曜日

移動前のひと時は・・・

いつもより少しだけゆっくり眠って、
昼からヨメと近所のうどん屋さんに出かけました。

常に目標物(今日はざるうどん)しか見ていない彼女は、
必ず湯のみに手にひっかけてお茶をこぼします。
つけ汁に天かすを入れ過ぎて水分が吸われてしまい、
最後のほうでつゆがなくなり、オロオロします。
注意力なし。計画性なし。
付け合せの天麩羅盛り合わせに、
「あなたと私で内容が違うね~」と一言。
「いや、同じやから。盛り付け方が違うだけで」
「そうなの?なんでわかるの?」
「俺は、パッと見た瞬間に、そういうのをチェックしとんねん」
「・・・そんなに普段から注意力を張り巡らせて、しんどくないの?」

僕はそういう性格なのです。何でもじーっと観察してしまう。
野球に限らず日常生活の中でもそれをやってしまうのが、
「小姑」と言われるゆえんなのでしょう。
見えている範囲だって、人より広いのです。
馬、とまではいきませんが、視界が180度以上あることは確かです。
無駄に大きな目ではないのです。

人前ではしっかり者のヨメだけれど、
僕の前では7歳児の寛とかわらない。
こうやって過ごしていると、いつも張り詰めている彼女のテンションが
柔らかく緩んでいるのがわかります。

最近は女子高生まで日傘さしてるよなー、とか、
世の中の常識って、いったい誰が決めるんやろう、とか、
とりとめないことを夫婦で話せる大切な時間。
シーズン中はなかなかゆっくり話ができず、
限られた時間の中では、せいぜい子供を中心とした、
お互いの現状報告にとどまってしまいがち。
だからこそ、思いつくままの会話で笑い合えるひと時が、
とても贅沢に思えてなりません。何でもメールで事足りてしまう世の中ですが、
目を見て言葉を交わす、ということの大切さを改めて噛み締めるのです。

これが、ゲームのない、夕方の移動が好きな理由。
では、遠征に行って参ります。


野球界もクールビズ?移動の際のジャケット着用が免除されました。